物語
貴方の家に温泉宿のチケットが送られた来たのはつい先日のことだった。
懸賞にでも応募していただろうかと疑問に思いながらも、なにかに魅了されたように貴方は山奥の秘境である旅館
「天宿り」を訪れる。
貴方を迎えたのはひとりの大柄な男、天倉 満(あまくら みつる)だった。貴方は彼にパンフレットを貰い、村を巡る。
その名もない秘境は小さいながらも非常に美しい場所だった。
夜、旅館に帰ってきた貴方は、天倉にお酌をしてもらいながら酒の肴にとこの村の昔話を聞く。
昔、この土地はやせ細った貧しい地でした。大地が痩せているので作物も育たず
天候にもあまり恵まれず、栄養不足で子供も奇形や死産も多く、非常に苦労していたと聞きます
そこに、女神様が現れました。彼女はこの土地に恩恵と加護をもたらす代わりに
ひとつの呪いをかけたのです。この村に生まれる者は、必ず頭脳明晰でなにかしらの才能を持ち体格にも容姿にも恵まれた美丈夫となります。
貴方は笑う、素敵な呪いね。と天倉は真剣な顔をして続けた。
ただ優秀であるだけなら…きっと平凡な人間からしたら羨ましいと思うこともあるでしょう。しかし、これは呪い。この村には女児は生まれません
彼女は女嫌いだから、女児を生ませない呪いをかけたんです
自分の理想郷に女は いらないんでしょうね
しかしそれではこの優秀な遺伝子を村の中だけで残しておくことは不可能なのです
だから…我々は彼女の意志によって彼女が決めた番と子を作り、種の存続をしなければならないのです。
貴方は番に選ばれた。
さあ、種の存続と繁栄の為に子を作りましょう。
目の前の男の瞳が怪しく光った。
登場人物
天倉 満(あまくら みつる) CV:久喜大
年齢不詳
旅館「天宿り」にて貴方を迎えてくれた青年。
身長がかなり高く(185センチ越え)筋肉質で大きい。
かなり淡々としており事務的な感じのする男性。
村から外に出たことがないため外の世界に若干疎いように見える。
最高傑作であり、優秀。
女神様の忠実な奴隷。
貴方 CV:なし
名もない秘境にひとり旅行をしに来た若い女性。
カメラで景色を取るのが趣味。
おひとり様に慣れており、大体のトラブルは自分で解決してきたのでかなり気が強い。
女神様 CV:なし
名もない秘境にて崇め奉られている女神様。
女と外の世界が嫌いで非処女はもっと嫌い。
とある理由で貴方を呼び寄せた張本人。
かなり俗物的で利己主義、自分に従わないモノには冷酷な神様。