わたしは……?
この雨が止んだら私は――
STORY
雨の音が聞こえる。
貴方がその音に意識を取り戻すと深い森の中だった。ぼんやりとする意識のまま森を進むとそこに小さな洋館があった。
誘われるようにその屋敷の扉を開けとそこには男性がいて驚いた顔をしている。
男性は雨でずぶ濡れの悪い貴方に対して驚き戸惑った様子を見せたがすぐに体を温めましょうとタオルを持ってきてくれて、応接室らしき部屋に案内してくれた。
男はこの家の使用人の黄川泉(きかわ いずみ)だと言い残し、少ししてからこの家の主である比良坂伊讃美(ひらさか いさみ)を連れて戻ってきた。
それからその屋敷にて一夜を過ごした後、世話になったことをお礼を言い帰ろうとした貴方だったが、伊讃美に「ここしばらく雨が降っていて地盤がゆるくなっているし、雨の中女性一人下山させるわけにはいかない」と下山を止められてしまい雨が止むまで貴方はこの屋敷に滞在することになった。
鳴呼、また今日も雨の音が聞こえる。
CHARACTER
比良坂の家に仕えている使用人。
元々、伊讃美の世話を焼いていたわけではなく
比良坂家の庭師として雇われて使用人になった。
園芸とお菓子作りが趣味で料理はちょっと苦手。
少しそそっかしくていつでも楽しそう。
伊讃美同様、貴方を溺愛して可愛がっているが
可愛さあまってちょっとだけ意地悪もしてくる。
黄川 泉 CV:彩和矢
比良坂の家の元当主。
呼吸器系が弱く都会の空気で暮らせなかったので
山奥に小さな別館の洋館を立てて暮らしている。
他者に優しく、情けは人の為ならずがモットー。
かなり人当たりが良く優しく丁寧な紳士。
黄川同様貴方の事を溺愛しており
とことん甘やかしては貴方の様子を見て楽しんでいる。
比良坂 伊讃美 CV:久喜大
貴方 CV:なし
深い山奥の洋館に迷い込んでしまった女性。
記憶が若干曖昧でなぜ自分がここにいるか思い出せない。
比良坂の屋敷に留まり、二人に溺愛されて可愛がられることになる。