STORY
貴方はいつも通り電車で帰路についていた。しかし、後ろから手が伸びてきて体を触り始める。
最初こそ恐怖で固まっておびえていたが、後ろから甘く囁いてくる男の色っぽい声と触り方に少し感じてしまう。しかし、途中で服を破るように脱がされそうになりまた恐怖を感じて電車から飛び降りた。
青い顔で呆然自失としていると後ろから声がかけられる。
「あの、先生……ちょっと……こっちに……」
声をかけてきたのは自分の受け持ちの学生、加茂井弓弦(かもいゆずる)だった。
パニックになっている貴方をよそに弓弦は破られた服のことを指摘し、自分のジャケットを被せる。
そして、主人公の恰好がボロボロな事、家がこの駅から距離がある事、カバンを車内に落としており連絡手段や交通費などの事から、一度ここから近い弓弦の家に行き着替えたり通報をしたりするほうがいいと提案する。
最初こそ生徒の家に行くなんて……と戸惑ったがこの格好のままじゃどうしようもないと悟り弓弦の呼んだタクシーに乗り込み加茂井家に向かうのだった。
この先何が起こるか知らずに――。
CHARACTER
加茂井 弓弦(CV:皇帝)
貴方の受け持ちのクラスの学生さん。
お金持ち、成績優秀、スポーツ万能の儚い容姿の美形。生徒会と美術部に所属している。見た目や性格から陰では「王子様」と呼ばれてファンが多い。
人当たりも良く誰にでも優しいがどこか冷めているところがある。
主人公に対してだけなぜか執着しており、しょっちゅう追い回している。
何度も告白をしているがそのたびに断れられているがしつこい。
幼いころに母を亡くしており、父子家庭で育った。
貴方(CV:なし)
今年からクラスを受け持つことになった若手の女教師。現代国語担当。美術部の副担当もしている。
誰にでも平等に優しく時に厳しくをモットーに一生懸命に働いている。
比較的学生たちと年が近く、親しみやすさがあるかなり人気がある。(特に女子生徒に人気あるタイプ)
加茂井に何度も告白されており、そのたびにやんわり受け流していたが、あまりのしつこさに現在は二人きりにならないように避けている。
来年結婚を予定している婚約者がいる。